あらんボイス

センター試験英語でリーディング195/200(点),リスニング50/50(点) TOEICでスコア835、英検1級を取った純日本人

あらんです

 

様々なテストを受け得意分野と苦手分野を突き詰めていくと文法が苦手という方が結構いらっしゃいます。
実際私の教え子の中にも「どうしても文法が…」という子はいまして色々なやり方を試させて苦手を埋めさせた結果、効果が出た方法とイマイチな方法が分かりましたので今回はその方法をシェアしようと思います。

 

※始める前に手元に文法の参考書があるか確認してください。体系的にまとまっていると便利なのですがもしも持っていないという方は「総合英語Evergreen」か「総合英語Forest」がオススメですので手に入れることをオススメします。もしすでに持っているという方は新しく買う必要はありません。

 

なるべく早い段階で中学レベルの英文法を終える
文法といっても最初に基本的なルールさえおさえてしまえば、生まれる余裕は圧倒的に違います。何故なら英文法は英単語と違い、数が限られておりそこまで時間をかけずにマスターすることができるからです。
特に、中学校で習う英文法でこの世の大体の英文は書けます。実際TOEICの文法問題でも問われているのは中学レベルの知識であり、難しく感じるのは出題される問題が複雑な文章やハイレベルな単語で構成されてあるからです。

それでも例外があるように感じる場合というのは、その文が外国人特有の口語だったり省略しても伝わるという前提に基づいているなどの場合のみです。
フォーマルな英文はきちんとした文法に従っているので、まずはこれを完璧にしてしまいましょう。
何事も例外は後回しです!

 

今は中学英文法をまとめて学習できるような高校受験向けの参考書もあるので、もし文法力が不足していると感じた方はチェックしてみるのも手です。

思い切って中学校レベルからやり直そう、と決意された方は「くもんの中学英文法」を手に取ってみてください。これは古めの本なのですが割と効果のあった教材で大体2、3周ほどやらせただけで効果が出ました。

ただ、万能薬という参考書はありませんので実際に読んでから判断してください。

 

もしこれくらいなら大丈夫だが単語力に自信がないという方は、引き続き英単語を勉強してください。単語力は大丈夫だ、という方は単語力と絡めながら英文法を鍛えましょう。この段階にいる方たちにオススメの教材は東進の「英文法レベル別問題集」です。

この本の素晴らしいところは自分のレベルに合わせて段階的に学習できる点です。また、私は繰り返しの重要性を何度も説いているのですがより早く繰り返しができるようにするには必然的に薄い本で学習することが鍵となります。この本も薄いので早い人は1日で1冊終わらせることも十分可能でしょう。

すると、その日のうちに間違った問題を復習することもできますし、正しい英語を覚えるために音読練習に当てることも可能です。

 

よく、「ロイヤル英文法問題集」や「Next Stage」、「Vintage」ではダメなのかと聞かれますがこれらは総じて分厚く復習に時間がかかってしまいます。

また分厚い本ではレベルが不明瞭、本の雰囲気を重視して解説が不親切、1冊追えるだけでもかなりの労力がいるという特徴があるのですがそういった本では正解した達成感や教材を終えたやりがいを得にくいためオススメしません。英文法のような「多少の積み重ね」がモノをいう分野は低いハードルでも1個超えるだけでかなり楽に走れるようになるのです。

 


「知ってる文を増やす」ことが基本
あなたは日々の学習で色々な英文に触れていますよね。せっかくなのでそれを覚えてしまうと圧倒的に英文法が簡単に感じます。
これは私が試した中で最も効率が良い方法だったのですが、前述したような文法を無視した形の英文ではなくきちんと正しい形で書かれた英文をなるべく多く覚えていれば文法の問題で何が正解かが一発でわかるようになります。

時間がない時に単語を一つ一つ分析してしまうのは命取りなので、なるべく多くの例文を頭の中に入れておいて必要に応じて単語を当てはめて正解を導き出しましょう。

 

ここまでできるとかなりハイレベルですし、怖いものはありません。

 

 

対策としての英文法

英文法を勉強している、と言ってもその用途は人それぞれです。

あなたは大学受験でセンター試験を得点源にするための勉強かもしれませんし、ある人はTOEICで点数を無駄に落とさないようにするためでしょう。

 

何事においてもそうなのですが受けようとしているテストが何を求めているのかの研究は最低限行ってください。大学受験では基本的な知識を問われるかもしれませんが英検の準1級や1級レベルの問題は単に単語の知識を問う場合が多いからです。こういう人たちが焦って英文法を勉強したところで高得点は見込めません。

 

極端にデータに頼った勉強はいずれ足をすくわれますので気をつけてください!

データは100%あてになる時がいつか訪れますが傾向で対策をすることは可能です。ある程度傾向は把握できた、という段階まできたらあとは苦手分野に絞って練習を繰り返しましょう。

「己を知り敵を知れば百戦危うからず」です。

 

 

以上です、参考になりそうな点はありましたか?

英文法は最初、果てしなく遠い道のりのように感じますが一旦勉強してしまえばそんなこともなかった、という方が多いですので英文法で苦しんでいる方は案外もう一踏ん張りで光が見えるかも知れません。

めげずに頑張ってくださいね、応援しています。

 

 

今日も勉強お疲れさまです。

読んでいただいてありがとうございました。