あらんボイス

センター試験英語でリーディング195/200(点),リスニング50/50(点) TOEICでスコア835、英検1級を取った純日本人

やる気が湧かない自分を吊り橋効果で「釣る」方法

あらんです

 

私がこのブログで話していることは決して嘘や非科学的ではないことをあなたに分かってもらうために科学的な話(特に脳科学)をしています。

 

今回も英語学習にうまく利用できる科学的な話をシェアしていきますので是非最後まで読んでください。

特にモチベーションがイマイチ…という方は是非最後まで目を通してください。

 

恋愛にも応用できるテクニックのご紹介です。

 

脳は反応⇄出来事の順番をよく理解していない

 

脳は賢くできていると見せかけて実は結構デタラメな仕事をすることは、ご存知の通りこのブログでも何度かお話してきました。

例えばあなたはお化け屋敷に行ったり、ホラー映画を観て怖いと感じた経験ありませんか?

経験した方ならわかると思うのですが、「怖い」と思った瞬間身の毛がよだったりドキドキしますよね。

 

これはなぜかというと人間の体には「防衛機制」と呼ばれる身の回りの不利な状況や危険に対して身の安全を無意識に確保しようとする仕組みが備わっているからです。

身の毛がよだつのは、まだ人間が自然で暮らしていた時に相手に対して毛を逆立て体を大きく見せて襲われないようにしていた名残と言われていますし

ドキドキするのは、血液の流れを早めて戦う準備をするため(いわゆる体をあっためるため)だったようです。

 

ただ、ドキドキする状況はこれだけではありませんよね。

そう、好きな人や意中の人と一緒にいたり、その人のことを思い出したりするだけでドキドキしてしまいます。実は、これは先ほどの恐怖で説明した時の理由と異なり、恋愛対象の相手に対して行為を抱かせるため自分自身の行動に気を遣わせるための「アドレナリン」という物質を全身にめぐらせるためであるそうです。

また、好きな人といると心地が良いですよね。それは「ドーパミン」と呼ばれる快楽をもたらす物質が脳内から分泌されることが原因です。

 

しかし困ったことに脳は「恐怖感」があったから「ドキドキした」のか、「ドキドキした」から「恐怖感」を感じたのかよくわかってないそうです。

これは恋愛においても同じです。

もっと言えば「恐怖感によるドキドキ」を「恋愛によるドキドキ」とさえ勘違いしているのかもしれないのです。

 

それだけデタラメなんですね笑

 

 

吊り橋効果

有名な心理学の実験で「吊り橋効果」というのがあります。簡単に説明すると「危ない橋を渡ってきた人に魅力的な異性と直後に会わせたら安全な橋を渡ってきた人よりもその異性に連絡する割合が高かった」と示された実験です。つまり、人間は恐怖感によるドキドキを恋愛のドキドキと混同させる、ということが示されたそうです。

 

このドキドキは恋心によるものだったのか、と錯覚してしまうんですね。

実際は危ない橋を頑張って渡りきった結果脳内で分泌されたドーパミンによる安心感が快感を与え、恋に落ちてしまうかもしれないのです

 

実は、これをうまく使えば学習にも応用できます。

楽しいご褒美で自分を釣りましょう。これがその方法です。

 

まず自分が思いつく限りで構いませんのでビッグなご褒美を用意してください。できたら手軽に実行可能なご褒美だと良いです。僕の場合は好きな映画を観に行っても良い、夜から年間パスポートを握りしめてディズニーシーに行って良い、などでしょうか。

それが決まったら短時間で構いませんのでタイマーをセットし、勉強を開始します。

もちろん、音読や復習でもオッケーですよ。

この勉強法では初回はやる気が出ませんので、あまりに苦痛であれば最初は好きな音楽を聴きながらでも構いません。タイマーの音がピピピッとなったら勉強を放り出してそのご褒美にありつきましょう。

勉強のことなんか構わなくて良いのです。あなたは決められた時間しっかり取り組んだのですからね。

(ちなみに僕は大学時代、早朝にガバッと起きて着替えて即、15分で全ての課題を済ませ始発に飛び乗ってディズニーランドで1日遊んだことがあります。つまり15分の勉強ご褒美が14時間のテーマパークです笑)

 

これを繰り返すことで「勉強後にご褒美が待っているという状況」が作り出せましたね。すると段々と「勉強したからご褒美を楽しんでいた」のか「そもそも勉強が楽しいのか」ということが区別できなくなってきます。

 

パブロフの犬」というこれまた有名な実験があるのですが、イワン・パブロフという学者が飼っていた犬に餌を与える際にリンリンとベルを鳴らしていたそうですがそのうちこの犬はリンリンというベルの音を聞いただけでヨダレを垂らすようになってしまったそうです。

思い出の歌を聴いて当時の記憶がよみがえることと同じですね。

 

この方法においても同じです。こうして脳を騙しておき、何か快感を味わえるご褒美と日々の勉強をセットにすることで勉強自体を楽しいものにしていきましょう!

 

タネを知ってしまったからと言ってこの効果が出ないということはないので安心してくださいね。何故ならこの効果は自分が意識できる顕在意識ではなくさらに深い潜在意識や無意識の領域に関わる深い知識ですので。

 

今日もお疲れ様です。読んでいただきありがとうございました。