映画を使ったシャードイングの練習
あらんです
以前、リスニングの成績を飛躍的にあげるシャドーイングというトレーニングについてお話ししました。実はこのシャドーイングはCD音声を使って音読するための教材だけでなくあなたが好きな海外映画、さらに上級者は海外ドラマでもできるのです。
いつも頑張っているあなたもたまに休息が欲しい、けど休息は時間をムダにしている気が…と思う時があるかもしれませんので今日はそんな休憩時間も勉強に使える方法をご紹介します。
映画でシャドーイング
まず、手元に好きな映画を用意してください。難しいかもしれませんが、字幕版と吹き替え版の両方があればNetflixやHuluから見つけたものでも構いません!
ちなみにオススメはディズニーやハリーポッター等ネイティブの子供も観るような優しく分かりやすい英語が使われる映画です。もし題材に迷ったらここから試してみてください。
映画を使ったシャドーイングは基本的に同じ映画を何度も観ながらのトレーニングですので最も好きな映画があるとベストです。
さて、このシャドーイングには3つのパターンがあります。
①「音声:英語、字幕:日本語」コース
②「音声:英語:、字幕:英語」コース
③「音声:英語、字幕:なし」コース
の3つです。また、①と②の順番はどちらでも構いませんが私はこの順番通り進めて行くことをオススメします。それは、まず「口から出てくる英語が完璧な状態」よりも「ストーリーを確実に覚えている状態」を作ることが望ましいからです。
①コースではストーリーの大筋を確認しながら聞こえてきた音を即座にマネしながら映画を観る方法です。この時口にする音に自身がなければ日本語を参考に多少考えても構いません。この段階では全てのセリフのうち2割ほど口にできれば十分です
不思議なことに好きな映画であれば2、3周観ただけで登場人物がどこで何というセリフを言っているかが分かるようになります。この段階まで来たら②コースに移行しましょう。
②コースでも同様に聞こえてきた英語をそのままオウム返ししましょう。ただ、この段階まできたらなるべく口に出す英語は完璧が望ましいため口に出しながらor口に出した瞬間字幕を見て自分が言った英語が正しいかを確認してください。
注意しておきたいのが、映画の翻訳が「必ずしも直訳や日本語の語順に対応しているわけではない」ということです。そのため音声と字幕両方で確認した英語が正しく対応していない場合もあるので気をつけてください。
また素直に訳すと一見不自然なために都合よく日本語に置き換えられたセリフもありますが、これらは英語の面白さというか日本にはない感覚やイディオムを学べるチャンスなのでこの機会に覚えてしまうとお得です(例: It's killing me→忙しい/ああ面倒くさい等)。
これは英語でなんと言っているのかを7〜8割ほど把握できるまでシャドーイングすればオッケーです。③に移りましょう。
③コースでは英語の音だけが頼りです。ここまで出来たらあなたはかなりの力がついているはずですよ。世界中のネイティブスピーカーと同じ環境で映画を観るわけですからね。
ここでは①と②での成果を頼りにひたすら音をマネする作業です。改めて自分がきちんとオウム返しができているかを確認しながら口に出していきましょう。
シャドーイングをしながら「あれ?ここは何と言っていたんだっけ?」と思ったら改めてセリフを確認するようにしてください。
これを休憩の習慣として身につけることで英語を鍛えながら好きな映画を見ることができます。ぜひ、映画を英語だけで楽しみたいという人や何回でも観てしまうという映画で試してみてくださいね
今日も勉強お疲れ様です。
読んでいただきありがとうございました。